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まちおこしで有名な長野県小布施町。地元の酒造屋が中心となってすすめてきた「小布施方式」のまちづくりがひと段落ついたころ、セーラ・カミングス
さんというアメリカ人の女性が長野オリンピックの前後に、たまたまこの街に たどり着きます。 そこから彼女は、その土地に葛飾北斎が晩年住んでいたことを生かし、世界北斎フォーラムを日本に誘致したり、この酒造の会社に就職し、「台風娘」と呼ばれるほどさまざまな改革を行ってきました。
そんな彼女が、毎月ぞろ目の日に行っているのが「小布施ッション」。造り酒屋の蔵を利用したスペースで、ゲストを迎えてのイベントです。東京からあんなに離れた場所での会なのに、毎回100名の定員をはるかに上回る予約が入るというだけのことはありました。
今回の講師は川勝平太氏。彼は、早稲田で教えていた先生で、今は国際日本文化センターというところにお勤めだそうです。まぁ、彼の話はよい部分もいまひとつな部分もあったのですが、質問の盛り上がりやその場の雰囲気というのはすごく特別なものでした。
その後の懇親会では、うわさのセーラさん(日経ウーマンオブザイヤーに選ばれました)とかなり長いことお話することができ、長野で働くことになったきっかけや、彼女自身が逆境をどう乗り越えるのか、などといった点について伺いました。
一番印象に残ったのは、「自分の力以上のことはできないし、自分の力以下のことはしたくない」という言葉。まさに、そのとおり!
と、とっても共感しました。 また、小布施ッションで忘れてはならないのが、小布施堂のお食事。 参加費3000円で、ものすごくおいしいお料理と枡一自慢の日本酒などが
飲み放題。しかも、学生はなんとタダという信じられない大盤振る舞い。 これではリピーターや口コミが増えるはずです。 結局交流会も非常に盛り上がり、宿に帰ったのが12時前後でした。
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