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ETIC.主催の勉強会で、マネックス証券松本大氏のお話を伺ってきました。
○どんなアイディアでも「自分がイチバン最初に思いついた人」である可能性はかなり低い。さらに、自分より優秀な人がすでにやっていると思ったほうがよい。
○「どうしてもこれをやらなければならない」「やらざるをえない」というくらいの想いがあるならやれ。
○人間の力というのは個人差は非常に少ない。どれだけその力をフォーカスするか、継続するかということで差が生まれる。
○個人として起業は割りにあわないが、社会的にはベンチャーは組織や社会を次のステージを牽引していく歓迎すべき突然変異種である。
○事業を成功させる要因は3つ:
@アイディア
Aコミュニケーション(社会・顧客に受け入れてもらう)
B時間(継続性=資金、モチベーションなどの管理)
「アイディア」が占める割合は実は少なく、どう売るか?どう伝えるか?どれ
だけ安定して継続できる基盤があるか、などが重要。
○コミュニケーションでは、自分の視点ではなく、相手の視点でみることが重要で、顧客が必要としているか?社会が必要としているか?を問うべし。
○最終到達点が同じであっても、顧客を説得し、そこまで連れていけなければ。本当にやりたいことを達成するために社会が顧客が必要としていることを見極める。
○コミュニケーションは「飽きる」ので、特に社内においてはあの手この手で新しい手法を考えていく必要がある
○継続するには仕組みが必要。継続すべき要素は目標、好奇心、仲間、資金など。
○
目標を高めに理念として掲げることで、逆風にも動揺しづらい組織を作ることができる。
○会社を潰さないことも大事だが、同時に食っていくためにいろいろやると、本当に何のために商売をしているのかを忘れやすい。
○金には投資であれ寄付であれ、必ずヒモがついてくるものである。
○出資者を集めるときには、バランスを考えて、すぐに飛びつかないこと。とにかくひとつの資金源には頼るな。理想は多くの小規模な資本を集めること。
○どんなに完璧に物事を運んでも、最終的には「運」には勝てないことを知る。
○誰と付き合うかも重要だが、「誰と付き合わないか」はもっと重要。
いろいろなメッセージがあり、松本氏自身の様々な想いがにじみ出るようなお話でした。
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