|

さぁ、仕事を探すぞ!
海外で働く心の準備はできましたか?ここでは、いよいよ具体的にどのように海外就職・転職を実現させていくか、というノウハウを提供します。ここでは、特にインターンやワーキングホリデーではなく、正規職員としての就職に焦点をあてます。
海外就職までの流れ
プランニング
仕事探し
応募準備・応募
面接
採用決定・ビザ申請
渡航準備・勤務開始

海外就職までの流れ
海外就職までの流れは、以下のようになっています。
@プランニング
A仕事探し
B応募準備・応募
C面接
D採用決定・ビザ申請
E渡航準備・勤務開始
プランニング
実は、この段階がイチバン大事だったりします。なぜなら、「なんとなく海外で働いてみたい」「かっこいいから」という理由で海を渡り、お金を使って仕事を探しながら、その目的が明確でないために自分にあった仕事が見つからなかったり、あるいは仕事が始まってから「こんなはずじゃなかった」と嘆く日本人のどれだけ多いことか。
プランニングの段階でしっかりと考えておかなければならないのは以下の点。
・なぜ海外で働きたいのか?
・なぜこの国なのか?
・なぜこの職種なのか?
・海外で就職して、自分は何を得たいのか?
・目的を達成するために自分に何が足りていないのか?どうやって補えるのか?
これらの問いに答えが出る前に仕事を探し始めると失敗します。なぜなら、「キャリア」という長い目で自分の将来を考えていることがきちんと採用担当者に伝わり、そのビジョンが合致したときに初めて迎え入れてもらえるからです。くれぐれもこの段階をすっとばして仕事探しを始めないようにしてください。
→TOPへ
仕事探し
仕事を探すこと、それが海外就職への道のりの中で一番難易度の高いプロセスかもしれません。国内の情報に比べ、海外での仕事情報は、発信源が劇的に少なく、したがって、日本に無事たどり着いた情報には、多くの志望者が目をつけて応募することになります。その中で勝ち抜くためにはそれなりのウリがなければ難しいというのも現実です。
しかし、ここであきらめてはいけません。人より多くの情報を集めることができれば、それだけ採用への可能性は広がるという点も事実です。無駄な情報を捨て、自分にあった情報を見抜く、そうして情報を使いこなすものが海外就職を制すと言っても過言ではありません。
仕事の情報を得るためにはいろんな情報源がありますが、大きなところでは以下のような手段があります。
|
@インターネット
世界のどこにいても情報を集めることのできるインターネットはいまや手放せないツールです。求人サイトや企業サイトなど、新鮮な求人情報を流しているウェブサイトは数多い。
もちろん逆に増えすぎてどれを参照すればよいのかわからない、あやしい代理店にひっかかってしまった、など問題や課題の種類も多くなってきているのも事実です。多くのサイトを見て回り、自分のスキルや就職したい国にあった情報を提供するマイサイトを見つけましょう。たいていのところではあわせてメールマガジンなどを発行していますので、登録しておけばタイムリーな情報を届けてくれます。
→インターネットの求人サイト一覧はこちら
|
|
A人材紹介会社
ある程度のスキルや資格があり、
人材紹介会社に登録できる条件がそろっていれば、これを利用しない手はない。登録条件としては、実務経験年数、学歴、ビザの有無などがあるが、各人材紹介会社や就職先の国によっても条件はことなるので、まず一見することをオススメします。
採用が決まると企業側から紹介会社に紹介料が支払われる仕組みなので、就職先を探す側は無料で利用でき、会社のよっては個別のカウンセリングなどこまやかなサポートが期待できます。
→人材紹介会社情報一覧はこちら
|
|
B現地日本語メディア
海外の主要都市には、その街のローカル情報を日本語で伝える日系新聞や、コミュニティー誌があり、これを現地日本語メディアと呼ぶ。現地メディアなので、ほとんどの仕事は現地にすでにいる人が対象のため、就労可能なビザを所有していることが条件に入っていることも多く、そういった意味ではハードルが高い。
求人内容としては、現地のレストランスタッフ、旅行代理店スタッフなどを中心にローカルな企業が求人情報をだしていることが多い。
→日本語メディア情報一覧はこちら
|
|
C人脈
実は、本当によい仕事は求人情報になる前に人脈・紹介の輪の中で喰われてしまっているということも多い。日本にいるのと違い、日本人コミュニティが成立している海外の大都市などでは特に人の紹介で職を得ることもままある。
そんなこと言っても、コネなんてない!とお嘆きの方、あきらめないでください。そう、自分だってまず現地に飛ぶという方法があります。海外インターン、短期留学、ワーキングホリデーなど、現地で働きながら次の仕事を見つけるための人脈を広げる戦略は現実味が大きいです。
|
|
D国内メディア
国内メディアが取り扱う海外就職情報は、かなり少ないと思ってよいです。まれに全国紙やJapan
Timesなどに単発で求人情報が掲載されることもありますが、当然競争率は非常に高く、あまり効率的な仕事の見つけ方とはいえないでしょう。
ただし、転職一般紙でもたまに海外就職の特集が組まれたりすることがありますので、マメにチェックをおこたらず、そういった特集には必ず目を通すようにしましょう。場合によってはバックナンバーなどを取り寄せてみるのも手がかりになります。
|
→TOPへ
応募準備・応募
日本での就職でも同様ですが、問い合わせの段階から採用活動は始まっています。ところが、いい加減に求人情報を読んでいきなりメールをだしたり、その国の基本的なことをまったく知らずに的外れな問い合わせをしたり、あるいは言葉遣いに社会人としての常識が感じられなかったり、そんな人が非常に多いのが現実です。問い合わせの段階から、自分はあらゆるところで評価されているということを頭に叩き込んで、集めうる限りの情報を集め、適切で簡潔な問い合わせを心がけましょう。
応募書類に関しては、カバーレターと英文履歴書を送るのが普通です。メールで送信する場合には、カバーレター部分をメール本文に、そして履歴書を添付して送るのがよいでしょう。くれぐれも添付し忘れたまま送信しないように!また郵送の場合には、送った後に念のためメールか電話でフォローを入れておくのがよいでしょう(本日発送いたしました、など)。
→TOPへ
面接
書類審査を通過すると、いよいよ面接。ごくまれに電話面接もあるようですが、ほとんどのケースでは現地面接になります。これまたほとんどのケースでは渡航費は自己負担になりますので、この分の資金も計算にいれておく必要があります。逆に、大量採用の場合には、採用担当者が日本まで足を運ぶ場合もあります。
面接の全般的な注意点は、日本での採用ととくに変わりません。時間を守り、身だしなみを整え、明確に自分の言いたいことを表現できるように準備しておきましょう。
予め検討しておきたい内容は以下:
・個人の基本データ
・職務経験を説明する
・なぜこの会社に勤めたいのか?なぜこの会社でなければいけないか?
・今までの経験をどう今後の仕事に活かしていきたいか
・会社にとって自分を採用するメリットは何か?
・長期的なキャリアビジョン
・ビザについて
・質問は?とふられたとき用の質問
最終的には、企業と自分の合性なので、うまくいかなかったら縁がなかったと思って切り替えることです。どこかにあなたを求めている会社は必ずあると信じて。
→TOPへ
採用決定・ビザ申請
採用通知がやってきた!非常にうれしい瞬間ですね。これで晴れて海外で働く糸口が見つかったわけです。ただし、国内就職と異なり、ここからのプロセスが非常に面倒で、雇用契約を結び、労働ビザを取得するという山場が待っています。
流れとしては、採用通知→雇用条件を口頭・あるいは書面で確認→労働ビザの申請→労働ビザの取得→正式な雇用契約→現地での労働開始という形になり、非常に時間も手間もかかります。
雇用契約に関していうと、リスクを回避するためには、書面にして残してもらうことが必要です。問題は、個人経営者などで、契約書を発行してくれない場合も多々あるということです。ただ、約束した給与や労働条件など、あとで「こんなはずじゃなかった」と泣いても取り返しがつきません。食い下がってでも一筆書いてもらうことを薦めます。人材紹介会社を通した場合には、彼らが間に入ってくれることが多いため、さほど心配することはないようです。
ビザの申請に関しては、会社が費用を負担してくれる(あるいは申請の面倒をみてくれる)場合もありますが、個人で面倒みてね、ということもあります。この点は、しっかり面接のときに確認しておくポイントでしょう。
さらに、申請してから発行まで、ひどいときだと半年もの時間がかかったりします。その間はせっかく採用通知をもらっても働くことはできませんので、精神的にも辛い時期です。焦らずできることをやっておきましょう。
→TOPへ
渡航準備・勤務開始
ビザが発行されたら、いよいよ本格的な渡航の準備です。いくつか便利なサイトをご紹介します。
→TOPへ
|