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通訳案内業国家試験(通訳ガイド国家試験)
通訳ガイドとは、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする人のこと。この「通訳案内業(ガイド)」に従事するには、国土交通大臣の実施する本試験に合格し、都道府県知事の免許を受けることが必要です。
この「通訳ガイド」には、資格取得者しか就けませんので、上記のようなお仕事をしたい!という方には必須の資格となってきます。
通訳ガイドって?
「通訳案内業」に従事する人は、語学が堪能であることに加えて、日本の魅力を適切に紹介できるだけの、地理、歴史、産業、経済、政治、文化に関する造詣が必要とされます。そうした語学力と教養をもとに、来日する外国人のお客様をおもてなしする仕事ですので、非常にやりがいを感じやすい仕事ではないでしょうか。
また、年齢、性別、学歴、国籍等に関係なく、だれでも受験できる点もポイント。英語のほかに、スペイン語・ポルトガル語・中国語など他の外国語の試験もありますので、英語以外の言語が得意な方も是非挑戦してみてください。
通訳案内業試験の試験方式が変わります
通訳ガイドってなに?というところから飛びますが、以前の3段階受験方式から、2段階に試験方法が変更になりました。今から受験される方は、こちらの新しい方式のほうで受験することになります。
試験の内容は以下。
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試験
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内容
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一次試験
(筆記試験) |
Part
I:
外国語についての筆記試験[記述式]英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、朝鮮語のうちから受験者の選択する一ヶ国語。
Part
II:
日本語による筆記試験[マークシート式]
(i)日本地理
(ii)日本歴史
(iii)政治・経済・産業・文化に関する一般常識
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二次試験
(口述試験) |
(i)第1次試験T(外国語についての筆記試験)で選択した
外国語[会話]
(ii)人物考査
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試験のポイント
通訳ガイド試験は英語の試験ではない。
それをまず頭に叩き込んでください。筆記試験も口述試験も、通常のビジネス英語やTOEIC対策で得られる英語では合格することは困難を極めます。
なぜなら、外国人をお迎えするときの「ガイド」にふさわしい「コンテンツ」を提供できるかどうかが鍵になるからです。
具体的には、「歌舞伎」「相撲」「寿司」など日本の文化や食事などに関して正しい知識できちんと説明できるかどうか。あるいは「日本の企業体質」「税金の仕組み」など、社会の仕組みや課題に関する質問に「事実(fact)」と「意見(opinion)」をしっかりと伝えることができるか。
さらに、「ガイドとしてふさわしい人格」も求められているという点において非常に珍しい試験であるといえます。就職・転職活動時の面接を思い浮かべてもらえればよいと思うのですが、「なぜ自分が通訳ガイドになろうと思ったのか?」「通訳ガイドとしてどんな貢献をしたいか?」といった質問をうけることもしばしば。
逆に英語(あるいは他言語)そのものの語学力はどれくらい必要とされるのでしょうか?あちこちで情報を集めてみると、「それなりに必要だがずば抜けた実力が必要とされるわけではない」という程度のようです。具体的に書くと、筆記試験は、英検一級かそれ以下。また後述試験に関しては、英検二級程度でも大丈夫というレベル。大事なのは、上記にも書いた知識と教養に裏づけされた表現力だといえそうです。その分対策をしっかりすれば合格の望みが高い試験かもしれません。
どうやって勉強すればいいの?
受験者が毎年6,000人程度の試験なので、TOEICやTOEFLに比べると対策の本や学校がかなり少なくなっています。とはいえ、合格率は5%と決して高くはない数字ですので、しっかりとした準備は必要です。
1) 教材
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オススメNo1 知りたい!通訳ガイド
この一冊があれば、さしあたって通訳ガイドという資格に関する情報は集められると思います。旧試験に対応した内容になっていますが、試験のポイントや「ねらい」に関しては新試験も同様ですので、読んでおいて損はないでしょう。
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オススメNo2 通訳ガイド「英語」必勝攻略ゼミ
学生向けに書かれた通訳ガイドの目指し方。「読み、書き、聞き、話す」能力がバランスよく何時でも使えることを目的に重要構文、長文読解、規定英作文などを解説しています。
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オススメNo3 通訳案内業(ガイド)試験
英語過去問解説
アマゾンのレビューではボロボロに書かれていますが、対策本がそろっていない以上、過去問題から傾向と対策を自分なりに整理しなければいけません。
試験対策のみかと思いきや、「映画で学ぶ・しゃれた英語表現」や「話せるだけが英語じゃない」など興味深い切り口のコンテンツも盛りだくさんなんですけどね。
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2) 学校
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オススメNo1 ハロー通訳アカデミー
ほとんど唯一といっていい通訳ガイド専門のコースを設けたスクールです。
モットーは、「合格に必要なことはなんでもする。必要ないことは一切しない」
その言葉どおり、プログラムも教材もオリジナルで試験にぴったりと沿った内容。これ以上の中身をもったものは他に見つけることは難しいです。お金をかけても一発でさっさと合格したい!独学に向かない!という人にはおすすめいたします。
なぜかサッチャー元首相と、ヴァージングループ会長リチャードブランソンが顧問というとことがすごい。
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