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レベル:問題の形式も内容も違うので、他の英語検定試験と比較するのは難しいことですが、実用英検1級とほぼ同じレベル、あるいはそれより少し高いと言ってよいでしょう。
英字新聞や雑誌の記事に加え、小説や劇の一場面などを短時間に理解する、あるテーマについて論理的にまとまりのある内容を英文で表現する、外国人と日常の身辺の出来事、時事問題などに関して、個人的に、また小グループで討議できる会話力が要求されます。国際公務員(国連職員)志願者のための制度「アソシエート・エキスパート」の語学審査はA級試験(年1回)で行います。
80問のマークシート:特A級やB級と同様、最初の長文問題は国連に関するものです。指定テキストである「わかりやすい国連の活動と世界(Today's
Guide to the United Nations)」の第1章から第5章までを、受験に先立って読んでおくことが課題になっています。この他に、長文問題では国際問題、政治、経済、文化、科学などに関する文章が出題されます。80問の内、20〜30問は長文や短文による語法、語彙に関する問題です。
100〜150語の自由作文:100語から150語の範囲で一貫した内容の英文を書く知識と表現力がテストされます。
10分間のインタビュー :自己紹介、国連の活動や時事問題などに関する、約10分間のインタビューです。
受験しての所感ですが、筆記テストは基礎の英語能力がある程度あって、国連の知識を勉強できていればまず問題ありません。面接は筆記で受かって落ちる人というのはあまりいないのではないかと思います。「10年後の社会で問題になっていることは何だと思いますか?」と聞かれ「さぁ、そのときになってみないと。ドッグイヤーですし」と答えましたがそれでも合格でした(笑)
アソシエートエキスパート受験の場合には同じ試験ですが合格基準が異なるようなので、要注意。留学経験者ならばTOEFLで受けたほうが無難でしょう。
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